一般財団法人 国際貿易投資研究所(ITI)

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国際比較統計

I.直接投資

I-001 世界各国の直接投資額(資産)(2024/4/11更新)


2022年における各国の直接投資額(資産)のうち、比較可能な146か国の合計額は前年から18.4%の減少となった。2022年の最大の投資国は米国であり、投資額は前年比8.2%増の4263億ドルであった。

I-002 世界各国の直接投資額(負債)(2024/4/11更新)


2022年における各国の直接投資額(負債)のうち、比較可能な167か国の合計額は前年から25.1%の減少であった。国別では、米国、中国、シンガポールの順である。日本は12位の493億ドル、前年から40%の増加となった。

I-003 直接投資の負債と資産の比の推移(2024/4/11更新)


直接投資の資産と負債の比率(資産÷負債)を見ると、韓国、台湾、日本は資産が負債を上回る。一方、ベトナムやインドは負債が資産を上回る。中国の2022年の比率は負債が大幅に減少したため0.83へと上昇した。

I-004 直接投資額(資産・負債)の対GDP比(2024/4/11更新)


資産および負債をそれぞれ対GDP比で見ると、日本では2010年時点で資産がGDP比で1.38%、負債が0.13%であった。2022年の資産は4.04%、負債は1.16%へ増加している。

I-005-1 世界各国の直接投資収益(支払)(2024/4/11更新)


2022年における各国の直接投資収益(支払額)は、比較可能な160か国でみると前年に比べ0.7%の増加であった。支払額が最大の国は米国で3227億ドル(前年比2.4%増)、第2位のオランダは18.3%増の2495億ドルであった。日本は第16位の356億ドル、前年から7.0%の減少であった。

I-005-2 世界各国の直接投資収益(受取)(2024/4/11更新)


2022年における各国の直接投資収益(受取額)は、比較可能な127カ国でみると前年から0.5%の増加であった。1位の米国は6407億ドル(前年比3.9%増)である。日本は第3位の2068億ドル、前年比9.1%増であった。

I-006 世界各国の対外直接投資残高(2024/4/11更新)


2022年の対外直接投資残高を合計すると、39兆8529億ドルで、前年に比べ18.2%増であった。1位の米国が8兆481億ドル、次いでオランダが3兆2494億ドル、中国が2兆9317億ドルであった。日本は第7位の1兆9486億ドルであった。

I-007 世界各国の対内直接投資残高(2024/4/11更新)


2022年の対内直接投資残高を合計すると、44兆2528億ドルで、前年から16.6%の増加であった。上位の12か国は投資残高が1兆ドルを超えている。中国への投資残高は3兆8224億ドル、前年比5.2%増であった。

I-008 世界各国の投資収益比率  ~ 対外直接投資(残高)(2024/4/11更新)


対外直接投資残高を分母にして、分子を投資収益(受取)で割ったものを投資収益比率とすると、米国の2022年の投資収益比率は8.0%と2020年の6.0%から上昇した。日本の投資収益比率は10.6%と2桁台に達した。

I-009 世界各国の投資収益比率  ~ 対内直接投資(残高)(2024/4/11更新)


対内直接投資残高を分母にして、分子を投資収益(支払)で割ったものを投資収益比率とすると、2022年の各国の投資収益比率は2020年と比べて概ね増加した。2020年の投資収益比率が1.8%であった米国は3.1%に、英国も3.1%から3.3%に増加した。

I-010-1 世界各国の第一次所得収支(支払)(2024/4/11更新)


2022年における各国の第一次所得収支(支払額)は比較可能な169か国では前年から7.5%の増加であった。1位の米国は1兆693億ドルで前年から15.3%の増加であった。日本は14位の1130億ドルで前年比5.3%の増加であった。

I-010-2 世界各国の第一次所得収支(受取)(2024/4/11更新)


2022年における各国の第一次所得収支(受取額)は比較可能な169か国でみると前年に比べ3.6%増加している。1位の米国は1兆2179億ドルで前年比13.1%増、2位の日本は3764億ドルで前年比8.4%の増加であった。

I-010-3 世界各国の第一次所得収支(収支尻)(2024/4/11更新)


2022年における各国の第一次所得収支(収支尻)を見ると、流入超過の上位は日本、ドイツ、米国の順、流出超過では中国、アイルランド、オーストラリアの順であった。前年と比べると日本は233億ドルの増加、中国は691億ドルの減少であった。

I-020 世界各国の金融収支(収支尻)(2024/4/11更新)


2022年における各国の金融収支(収支尻)は、168か国が比較可能である。流出超過の国は1位中国(3142億ドル)、2位ドイツ(2437億ドル)、3位オランダ(2026億ドル)の順であった。一方、流入超過は米国(▲8048億ドル)、インド(▲813億ドル)、英国(▲789億ドル)の順であった。

I-021-1 世界各国の証券投資(収支尻)(2024/4/11更新)


2022年における各国の証券投資(収支尻)のうち、流出超過は1位中国(2811億ドル)、2位イタリア(1716億ドル)、3位ノルウェー(1440億ドル)と続く。一方、流入超過は1位が米国(▲4377億ドル)、2位オランダ(▲2370億ドル)、3位アイルランド(▲1449億ドル)であった。

I-021-2 世界各国の証券投資(負債)(2024/4/11更新)


2022年における各国の証券投資(負債)は、比較可能な134か国でみると前年に比べ64.3%の減少であった。1位の米国は8102億ドル、前年から31.9%増加した。

I-021-3 世界各国の証券投資(資産)(2024/4/11更新)


2022年における各国の証券投資(資産)は、1位が米国(3725億ドル)、2位中国(1732億ドル)、3位ノルウェー(1642億ドル)の順であった。ノルウェーは前年比213.0%増、引き続き大幅な増加を記録した。

I-022-1 世界各国の個人間送金(収支尻)(2024/4/11更新)


2022年における各国の個人間送金(収支尻)は、151か国のデータが取得可能である。そのうち受取超過の1位はインド(978億ドル)、2位メキシコ(574億ドル)、3位パキスタン(297億ドル)と続く。一方、支払超過の1位はサウジアラビア(▲388億ドル)、2位クウェート(▲177億ドル)、3位フランス(▲134億ドル)と続いている。

I-022-2 世界各国の個人間送金(支払)(2024/4/11更新)


2022年における各国の個人間送金(支払)は、比較可能な147か国では前年から2.5%の増加であった。1位の米国は582億ドルで前年比4.2%の増加である。

I-022-3 世界各国の個人間送金(受取)(2024/4/11更新)


2022年における各国の個人間送金(受取)は、比較可能な142か国でみると前年に比べ9.9%増加した。1位のインドは1046億ドルで前年と比べて26.0%増であった。