一般財団法人 国際貿易投資研究所(ITI)

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国際比較統計

I.直接投資

I-001 世界各国の直接投資額(資産)(2025/4/10更新)


2023年における各国の直接投資額(資産)のうち、比較可能な146か国の合計額は前年から55.6%の減少となった。2023年の最大の投資国は米国であり、投資額は前年比16.9%増の4541億ドルであった。

I-002 世界各国の直接投資額(負債)(2025/4/10更新)


2023年における各国の直接投資額(負債)のうち、比較可能な166か国の合計額は前年から73.1%の減少であった。国別では、米国、シンガポール、香港の順である。日本は18位の204億ドル、前年から57.5%の減少となった。

I-003 直接投資の負債と資産の比の推移(2025/4/10更新)


直接投資の資産と負債の比率(資産÷負債)を見ると、韓国、台湾、日本は資産が負債を上回る。一方、インドネシアやインドは負債が資産を上回る。中国の2023年の比率は負債が大幅に減少したため4.34へと上昇した。

I-004 直接投資額(資産・負債)の対GDP比(2025/4/10更新)


資産および負債をそれぞれ対GDP比で見ると、日本では2010年時点で資産がGDP比で1.38%、負債が0.13%であった。2023年の資産は4.53%、負債は0.49%へ増加している。

I-005-1 世界各国の直接投資収益(支払)(2025/4/10更新)


2023年における各国の直接投資収益(支払額)は、比較可能な160か国でみると前年に比べ1.2%の増加であった。支払額が最大の国は米国で3072億ドル(前年比3.8%減)、第2位のオランダは1.5%増の3063億ドルであった。日本は第17位の404億ドル、前年から12.7%の増加であった。

I-005-2 世界各国の直接投資収益(受取)(2025/4/10更新)


2023年における各国の直接投資収益(受取額)は、比較可能な135カ国でみると前年から2.0%の増加であった。1位の米国は6292億ドル(前年比3.5%増)である。日本は第3位の1985億ドル、前年比5.5%減であった。

I-006 世界各国の対外直接投資残高(2025/4/10更新)


2023年の対外直接投資残高を合計すると、44兆3806億ドルで、前年に比べ18.6%増であった。1位の米国が9兆4339億ドル、次いでオランダが3兆3863億ドル、中国が2兆9391億ドルであった。日本は第6位の2兆1326億ドルであった。

I-007 世界各国の対内直接投資残高(2025/4/10更新)


2023年の対内直接投資残高を合計すると、49兆1308億ドルで、前年から16.9%の増加であった。上位の13か国は投資残高が1兆ドルを超えている。中国への投資残高は3兆6596億ドル、前年比4.7%増であった。

I-008 世界各国の投資収益比率  ~ 対外直接投資(残高)(2025/4/10更新)


対外直接投資残高を分母にして、分子を投資収益(受取)で割ったものを投資収益比率とすると、米国の2023年の投資収益比率は6.7%と2020年の6.0%から上昇した。日本の投資収益比率も9.3%と2020年の6.4%から上昇している。

I-009 世界各国の投資収益比率  ~ 対内直接投資(残高)(2025/4/10更新)


対内直接投資残高を分母にして、分子を投資収益(支払)で割ったものを投資収益比率とすると、2023年の各国の投資収益比率は2020年と比べて概ね増加した。2020年の投資収益比率が1.8%であった米国は2.4%に、オランダも6.9%から11.4%に増加した。

I-010-1 世界各国の第一次所得収支(支払)(2025/4/10更新)


2023年における各国の第一次所得収支(支払額)は比較可能な167か国では前年から19.2%の増加であった。1位の米国は1兆3097億ドルで前年から22.6%の増加であった。日本は13位の1516億ドルで前年比33.8%の増加であった。

I-010-2 世界各国の第一次所得収支(受取)(2025/4/10更新)


2023年における各国の第一次所得収支(受取額)は比較可能な167か国でみると前年に比べ19.1%増加している。1位の米国は1兆3767億ドルで前年比16.2%増、5位の日本は4095億ドルで前年から7.5%増、ただし順位は前年の2位から低下した。

I-010-3 世界各国の第一次所得収支(収支尻)(2025/4/10更新)


2023年における各国の第一次所得収支(収支尻)を見ると、流入超過の上位は日本、ドイツ、フランスの順、流出超過では中国、アイルランド、シンガポールの順であった。前年と比べると日本は97億ドルの減少、中国は61億ドルの増加であった。

I-020 世界各国の金融収支(収支尻)(2025/4/10更新)


2023年における各国の金融収支(収支尻)は、166か国が比較可能である。流出超過の国は1位ドイツ(2698億ドル)、2位中国(2142億ドル)、3位日本(1758億ドル)の順であった。一方、流入超過は米国(▲9241億ドル)、英国(▲632億ドル)、トルコ(▲548億ドル)の順であった。

I-021-1 世界各国の証券投資(収支尻)(2025/4/10更新)


2023年における各国の証券投資(収支尻)のうち、流出超過は1位英国(2228億ドル)、2位日本(1989億ドル)、3位アイルランド(1078億ドル)と続く。一方、流入超過は1位が米国(▲1兆1495億ドル)、2位フランス(▲1494億ドル)、3位ルクセンブルグ(▲410億ドル)であった。

I-021-2 世界各国の証券投資(負債)(2025/4/10更新)


2023年における各国の証券投資(負債)は、比較可能な141か国でみると前年に比べ146.0%の大幅な増加であった。1位の米国は1兆2311億ドル、前年から61.9%増加した。

I-021-3 世界各国の証券投資(資産)(2025/4/10更新)


2023年における各国の証券投資(資産)は、1位がアイルランド(3182億ドル)、2位英国(3124億ドル)、3位フランス(1823億ドル)の順であった。フランスは前年比180.6%増、4位のドイツは994.7%と大幅な増加を記録した。

I-022-1 世界各国の個人間送金(収支尻)(2025/4/10更新)


2023年における各国の個人間送金(収支尻)は、148か国のデータが取得可能である。そのうち受取超過の1位はインド(1035億ドル)、2位メキシコ(622億ドル)、3位フィリピン(297億ドル)と続く。一方、支払超過の1位はサウジアラビア(▲381億ドル)、2位フランス(▲171億ドル)、3位クウェート(▲126億ドル)と続いている。

I-022-2 世界各国の個人間送金(支払)(2025/4/10更新)


2023年における各国の個人間送金(支払)は、比較可能な148か国では前年から4.0%の増加であった。1位の米国は659億ドルで前年比5.9%の増加である。

I-022-3 世界各国の個人間送金(受取)(2025/4/10更新)


2023年における各国の個人間送金(受取)は、比較可能な139か国でみると前年に比べ2.5%増加した。1位のインドは1122億ドルで前年と比べて7.3%増であった。